無功徳

最近、東方神学系の本を読んでいます。

東と西、右と左、どっちから見るかの違いだけなのに、なぜかその二極が方向(ベクトル)として、空間にも時間にも思想にも存在する世界。

東方、というだけあって、「この小さき者に為したことは、わたしに為したことだ」という隣人愛解釈などは、東洋思想に通じるものがあります。

ということで、ようやく仏教哲学にも手を出し始めました。

無功徳(むくどく)という教えです。

ギリシャ語のカリス(恩寵)に通じるものがあります。

もともとギリシャ思想は東方と親近性があり、ラテン教父が西方神学を発展させた。


無功徳ですが、とてもシンプルです。

情けは人のためならず、善因善果、というやつです。

でも「期待しちゃだめ」なんです。

それは打算であり、善行にはなりません。

「小さき者」への無償の贈与が、めぐりめぐって無償の贈与(カリス)として戻ってくる。

目に見える、直接の見返りや結果がないと無駄、という個人成果主義ではなく、因果の理は人には把握しきれないので、何が無駄なのかは分からない、ということです。


仕事でそれが要求されるのは仕方ないです。本来はイエスのぶどう園話のように、雇用関係もこの無功徳(カリス)で成り立つのが理想なのかもしれませんが、歩合でも時給でも月給でも、基本は直接の成果・労働との対価報酬というビジネスなので、甘いこと言ってられません。


でも宗教には持ち込まない方がいいです。

役職や数字で管理されて、仕事よりも束縛してストレスを与える宗教とか、いらないです。
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