無分別な夫

旧約神の偏愛を例証する話の一つは、ダビデ好き、でしょう。

バテシバとの不倫殺人も、預言者に叱られただけで王位に留まり、戒めとしてなぜか子どもが殺され、ソロモンの方はイスラエルで最も栄華を極めた王となる。

これだけでもすごい話ですが、ナバルとの絡みもかなりのものです。

サウルから逃亡したダビデはナバルの土地で羊を守る番をした、彼はそれを神聖な奉仕と考えたのかもしれない、という苦し紛れのWT注解ですが、ナバルがそれを頼んだ訳でもなく、使用人には有り難かったでしょうが、ナバルの反応は「ダビデ?だれだソイツは」というものです。

ダビデの言い方も「とにかく、どうか、何でもあなたの手元にあるものをこの僕どもと、あなたの子ダビデにお与えください」と遠慮がない。さすが神の油注がれた者。「あなたの子」という言い方が素敵☆とWTはいいますが、ナバルからしたらだれだソイツは、となるんでしょう。

ナバルの物言いもよくはないと思いますが、ダビデの反応は即座に「剣を取れ!」と、ナバルだけでなくその部下まで皆殺しにする気です。

組織の指示やらエホバの取り決めやらを振りかざして、食事接待や布教同伴の申し込みが少ないと逆ギレするWT巡回さんのようです。

さてアビガイルは、夫に内緒でダビデと密会しますが、これもWT注解によると、頭の権を軽んじた訳ではない、そうです。

なんやかやで、ナバルはダビデより先にyhwhが殺してくれて、美しく器量のよいアビガイルはダビデのヨメになる、というめでたいお話です。

この話やダビデが、というより「ダビデはそれを神聖なる奉仕と~」とか「カシラの権を軽んじたワケでは~」とかおっしゃる、聖書にはない、肉的なWT注解が生み出す家庭の悲劇。

あるシマイは、非信者夫に記念式招待状を渡したいというチョウロウに、夫に内緒で「今週は○曜日の何時ごろなら家にいるはず」と密告(笑)します。

多忙な夫は、自分がいるピンポイントの時間にチョウロウが来たので不審に思い、「何でこの時間に自分がいると知っていたのか」とJW妻を問い詰めます。

激怒して、妻を怒鳴りつけます。これが最初で、その後も毎年のように代わる代わる群れの監督が儀式のように招待状を持ってくることにも腹を立て、「いい加減やめてくれ、毎年これが夫婦ケンカの原因になる」と、ついにチョウロウにも怒鳴ります。

この人はJWであることを除けば、妻を愛している人でした。だからこそ、他の男に自分の予定を勝手にベラベラしゃべられたことを、裏切られたと感じたのかもしれません。

激怒する、怒鳴りつける、ことはよくないですが、その原因を作ったのはだれなのか。

JW妻からすると、全能神の聖霊により任命されたチョウロウを怒鳴りつける夫は「無分別で、どうしようもない」者と映り、普段は温厚なこの人にもサタンが入るのね・・となります。

改宗しない夫に見切りをつけるJW妻がこっそりひそかに心待ちにするのは、将来の解放です。yhwhがナバルにしたように、ハルマゲドンで無分別な夫を合法的に殺してくれるのです。恐ろしい話ですが、これが、表向きには夫婦が仲良くするための聖書のアドバイスを~と、無味無臭の勧誘を入口にするWT解釈の現実であり、その解釈が意図せずとも生み出す家庭の悲劇です。
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