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あなたの神

ということでルツ記の話ですが、モアブ人の一般女性の名が付されている時点で旧約では異色です。JW集会で使用中の「信仰に倣いなさい」の本にも出てきていて、所々に面白い記述はあるが、JW教材で脚色されるとやはり肉的な選民思想に毒されてしまう。

モアブ人だったルツはナオミに「あなたの神はわたしの神」と語った。

ナオミの息子たちは改宗者でもないモアブ人のヨメをもらっている。しかも相続地を離れてまで。たかが経済苦境で「非聖書的な方法」で逃れるのは信仰の欠如ですよね、WTさん。

イエスよりもパウロの言葉をさらに過敏解釈して人を裁く不寛容WT協会も、“不信者”との結婚を禁じている。だから「ナオミはそのことに心を痛め、がっかりしたに違いない」と苦し紛れに言うが、息子たちに対する否定的言及は聖書に一切ないのにね。

さらにもう一人のヨメ、オルパが郷里へ帰ったら、「彼女は偽りの神々を崇拝することに満足していた」と、これまた聖書にない決めつけで勝手に侮辱する。この物語を汚してやまない。

もちろん、ユダヤ教側に改宗したから祝福されたという御利益話と捉えることもできるが、「自分たちの神々のもとに帰りなさい」と穏やかに勧めたのはナオミですけどね。WTに教化された狂信的母親、姑とはえらい違いです。

それでも自分の姑の土地へ行くことを決断したルツは、ついて行く以上は、ナオミの神を自分の神にすると言った。つまり、ありのままにルツ記を読むと、ルツはユダヤ人の神を崇拝したかったというより、なによりもまず、ただひたすらナオミに尽くしたいと願っていて、そのためにその土地の文化や慣習や宗教さえ受け入れるつもりだったのではないか。

『あなた方が、死んだあの子たちに、そしてこのわたしに尽くしてくれたと同じように』

ナオミはルツとオルパに優劣をつけていない。でもWT解釈では、オルパが帰ると決めたときも「ちっ空気読まないヨメだねぇ、帰れと言ったがほんとに帰ってどうすんのよ偽りの異教徒め。改宗しなけりゃ救われないのにねぇ」と、内心で毒づいていたのかな。

そんなWTはまことしやかに、この物語は「家族を大切にする」ことを教えているという。

その通りです。なら実行しましょう。

信条や習慣に関わりなく家族や親族に尽くしたいと願うゆえに、土地の文化や慣習、さらには宗教にさえ合わせるのは何かいけないことなのか。それでも信仰合同だと裁きますか。

WTに教化された信者は「家族を大切にする」と言いながら、自分たちの信条や慣習や活動こそ理解されるべきだ、尊重されるべきだ、もっと言うならこっち側に改宗するべきだ、なにせ世界で唯一の正しい宗教なのだから、と驕っている。

家族のイベントも、わずかでも宗教らしきことが絡むと病的なほど神経質になり、「自分たちの神に憎まれる」と空気をブチ壊しておいて、「信教の自由は尊重されるべき」ともっともらしい正論を吐く。聖書はそんな一方通行の尊重を要求せよと教える本のようです。

「あなたの神はわたしの神」・・自分がかつて、かのユダヤ人信仰者に語った言葉です。

これを信条や習慣や解釈の違いを超えて互いに告白できる時、神の御国は到来するのか。

パウロでさえ「お前たちは偽りの神を崇拝している」ではなく、上目線ではあるが、「あなた方が知らないで崇拝しているもの(=同じ神)を伝えている」とかの有名な説教で語っている。

出自民族を超えて憐れみを示す神、その兆しが旧約でも垣間見える書だと思います。
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