みんな草食

創造説話の中で、個人的には一番?字句通りの解釈がキツイと思う箇所。

『また地のすべての獣、空のすべての鳥、地を這うすべてのもの、すなわち命あるものには、食物としてすべての青草を与える』

人間に肉食が許されたのは洪水後という話はまあいいとして、洪水後に新たにクリエイトされたのでもない、種として保存された(という設定の)動物さえもみんな草食だったという話。

これはさすがにきびしい。

全能神を想定するなら6日間創造の方がまだ信じる余地はあると思う(ないかな)。

肉食か草食かというと、当時の人は単純に、猛獣や猛禽類が獲物を捕食する光景を思い浮かべたかもしれないが、それだけではない。

寄生バチの幼虫が宿主を内側からグロテスクに食い尽くすのも人間が罪を犯したからか。

自然とは、一見すると残酷な弱肉強食に思える見事なバランスの上に成り立つ生態系です。

だからこの記述を肉的(字義的)に解釈するのは「無理がある」。

数千年とか数十億年前にどうだったかではなく、今現実に、その自然に生きている。

洪水説話でも人間の堕落のために、最低限のつがいを除き動物も殺されている(という話)。

動物は人間に付随して支配される側という観点しかないのはこの時代の限界かと。

それは人の限界なので、当時の限られた知見で書かれた、限られた知見しか持たない人を対象に書かれた、キリスト教的にはそれほど重視されない箇所を巡って、そこで描かれている(ように見える)神が残酷で、短絡的だと言われてしまうのは、聖書の原理的解釈に固執するWT協会のような団体が負う責もあると思います。

肉食の起源がどうとか、キリスト教ではかなりどうでもいい話なので、聖書を科学や生物学の土俵でまともに議論する人もWT関係者を除けばあまりいないと思われるが、日本人がまずWT解釈に触れてしまうと、聖書を頑なに字句通り信じ込むか、そんな馬鹿な話があるかと、聖書を同じように字句的に攻撃するかに二分されてしまうケースが多い。

攻撃するか擁護するかのささいな?違いだけで字句へのこだわり方は共通している。

「宗教とは絶対依存の感情である」と、あるキリスト教神学者も言っていますが、信じている側が宗教とはそういうものだと自覚している分には、それほど弊害はないようです。

この肉食問題のように、一般的な知見に反して何かを頑なに信じることが“悪い”とは言いませんが、それが羊とやぎの違いだ主張するのはちょっと違う気が。イエスも、宗教信条や旧約の史的解釈の正誤が裁きの根拠になるとは言っていない・・なのに何でいちいちこんな話を持ち出したのかというと、その前提で考えるとヒトは着実に進歩してきているんじゃないかと思えるからです。
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そうなんですよ

これ、若い時から疑問だったんですよね。
地球上の生態系バランスは見事な食物連鎖で成り立っている。

あと、ライオンとか肉食動物の捕食のために見事に設計された造り。
草食動物とは胃袋からして造りが違うわけで。
草食動物は草を食べて消化して生きていくために歯の形のみならず内蔵の造りからして違いますよね。

じゃ、アダムが罪を犯す前はライオンは胃袋が何個もあって反すうしていたのか?
あるいは楽園になったら、ライオンの鋭い歯は平らになるのか?
草を食べるのだったら、ダッシュするための筋肉もいらないですよね。
も協会は恐竜の存在は認めていますが、じゃ、当時の肉食獣の存在については? どう説明すんの?
アダムの前からいたわけでしょぅ~?

昔から意味不明だと思ってはいたんですけどねぇ~

Re: そうなんですよ

> スナフキンさん

WT解釈はまだブレていませんが、さすがのコアな現役さんたちも歯切れが悪くなる問題ですね。6日間創造を字句通り信じる人たちを「あの人たちは根本主義者です、一緒にしないでください」と言いますが、こっちの方もかなり厳しいと思います。

まあ、五十歩百歩という所でしょうか。

No title

 みなさん面白い事に気付かれますね~。
草食になったライオンの風貌も変わるはずという事ですよね~。
想像しちゃいました。
楽園のライオンの挿絵は、まだ楽園になったばかりで、これから変化するってところですかね~。いや~楽しみですね~。
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