1914年①

エホバの証人の聖書解釈の度重なる変更を語る際に欠かせないのが「1914年」です。

1914年、という年については100年以上ブレていないが、その年またそれ以降何が起こるかについては紆余曲折が続いてきた。現在の解釈をまとめてみるとこんな感じか。

1914年:この年にイエス・キリストが天の王国の王となり、サタンと悪霊が天から地球付近に投げ落とされた。それ以後、この世は終わりの時に入り、1914年にキリストの臨在を認識し始めた「油そそがれたクリスチャンの世代」が地上での生涯を終えて天に召される前にハルマゲドンが来て天使が人類を大虐殺、エホバの証人だけが地上の楽園で永遠に生きる。めでたし、めでたし。

ここに至るまでには度重なる解釈の変更がある。

1914年:ものみの塔初代会長C・T・ラッセルはこの年に自分と仲間は天に取り去られ、世界は第一次世界大戦から無政府状態→ハルマゲドンに突入すると考える。ラッセルは天に召されず失意の中?2年後の1916年伝道旅行中の列車内で病死。

1943年?:この辺で3代目会長N・H・ノアは第二次世界大戦が終わりに至るだろうと側近に語る。

1975年:聖書には「○○が何歳で○○の父になった」という系図がある。これを計算していくと最初の人間アダムが創造された年が西暦前4026年になるらしい。なぜかその6000年後(キリがいいから?)にあたる1975年にキリストの千年王国が始まるとの期待が広まる。終末を煽る熱狂的な話が大会やものみの塔の紙面で繰り返され、仕事をやめる、家を売るなどの信者が続出。

1995年:「これらすべてのことが起こるまでこの世代は過ぎ去らない」というイエスの言葉を「1914年に生きていた人の中にはこの世の終わりを目撃する人もいる(1984年教材)」と解釈していたが、この年に解釈が変更され、「世代」とは「イエスの臨在のしるし(戦争やら地震やら)を見ながらもそれを認めない邪悪な人々」であり、人の平均的な寿命から類推できる長さではないとされる。

2008年:「世代」の解釈が再び変更。「邪悪な人々」ではなく「油そそがれたクリスチャンの集合体」になる。

2010年:古参の統治体成員が次々に死んでゆき、さすがにもう「1914年世代」のクリスチャンはいないんじゃね?と思われる中で、この年に「世代」の解釈がさらに変更。その「世代」は1914年にキリストの臨在を認識し始めた油そそがれたクリスチャンと、この世の滅亡を目撃する油そそがれたクリスチャンという2つのグループから成っていて、その2つのグループに属する一部の人たちの生涯が少しでも重なっていればよい、とされた。実質もう一世代伸びた?
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