神の国⑤

JWは現実世界を平和にすることに全く関心ありません。さたんの世だから布教以外に何やっても無駄、ハルマゲが来ない限り何をどうやっても平和にならない、となります。

しかし聖書によれば、神はヨナによりリミット40日でニネベの滅亡を予告しましたが、ニネベの全住民が改心したので予言者による直の宣告をなんと撤回しました。

仮に世界が平和になったら、ハルマゲドンは来ないんでしょうか。

平和になるはずがない、神は絶対にハルマゲを起こす!と彼らは言うでしょう。

「巨大災害・・その時」とか「老後破産・・その現実」とか目ざめよのタイトルのごとく悲観と不安を煽る専門家を集めたNHKの番組なんかもう大好きです。

⇒ ハルマゲが来て自分たち以外の数十億人をさっさと虐殺してくれることを願うのか、
(だから世の中はもっと悪くなると思うし、悪くなってほしい、悪くなると思ってほしい)

⇒ 平和への道のりは遠く、実現する見込みがすぐにないように思えても、それを願うのか、

どちらが宗教者のあるべき願いなのでしょうか。

神がソドムとゴモラを潰すと明言した時でさえ、アブラハムは「早くやっちゃってくださいよ、いつまでにやるんですか?」ではなく、その中にわずかな義人が見出されるなら、その場所全体を滅ぼさないでほしいと執り成すかのように懇願しました。

改心したニネベ人の物言いも面白いんです。

『あるいは神はみ心をかえ、その激しい怒りをやめて、われわれを滅ぼされないかもしれない。だれがそれを知るだろう』

聖書にそれっぽい予言や字句があるとはいえ、それを警告としていつか人類が自らの義や報復を求めることをやめ、悔い改めに至ることを望んではいない、とだれが知っているのか。

そう決めつけることもできませんが、そう願うことが信仰に背を向けているとも思いません。

奴隷制を廃止するために尽力した人たちの働きは無駄な努力だったのか。フロン廃止の国際的な取り組みで、オゾン層の破壊抑止に効果が出始めている、という報道は偽りの希望なのか。

あと何百年かすれば、今の時代も原始的で物騒な時代だったと振り返られる時が来るのかもしれません。神なる存在がいてそれを信じるなら、もう何百年、何千年、神にとっては「数日」にすぎない期間、さらなる悔い改めと進歩を待つとしても、長すぎる!と言えるんでしょうか。

まして、いち新興教団の解釈通りに全能の神は行動してくれるはず、自分が生きている間にハルマゲが来て何でもかんでも解決してくれる、だから救われるためにとにかく宗教生活を第一にせよなど、世の中に何の貢献もしない人間を増やすだけになってしまう。

世界平和を願う、と言っても、その思想は真逆です。

⇒ 自分たち以外の全員が他力で排除される、その後は反抗者を即刻処刑する平和

⇒ 信条や信仰に違いはあっても、自分たちで互いを理解し、尊重し合う平和

神の御国が来ますように・・

各種の千年王国説があり、JWはカテゴリーとしては前千年王国です。

その祈りがどのように完成を見るのか、キリスト者でも見方は様々のようです。

でも自分たちの勧誘を断りやがる人間を虐殺するハルマゲの到来を祈ることではない、

ということは確かなのかもしれません。

JWを含め、ハルマゲドンを熱望する人たちが極端な思想や行動に走り、現実世界の平和、人と人との平和、家族の平和を意図的に妨げているような気もします。そういう要素は確かになくなってほしいと個人的には願います。

改宗させることによってのみ成り立つ平和、敵は滅びる・滅ぼせによって実現する平和など、その狭い枠組みの中の話でしかなく、汝の敵を愛せというイエスの教えでもないと思います。

ハルマゲドンが来なくてもいい世の中になるように・・それが神の御国の完成なのかは知りませんが、実はそう祈ることが聖書のメッセージなのでは、とふと思うこの頃です。
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No title

創世記でアブラハムがソドムとゴモラを執り成すくだり、とても好きなエピソードです。

プロテスタントの基本原則に「万人祭司」という考え方がありますが、キリスト者ひとりひとりは皆が祭司、つまり神の前で人を執り成す者である、そういう意識を持っていたいと思っています。

Re: No title

> エシ後屋さん

ヨブも家族が犯したかもしれない罪の為に犠牲を捧げ、モーセに対しても
「あなたの言葉のゆえに(彼らを)許す」と言われました。

自らもその内に含め、執り成すかのように祈る・・改宗しなければ滅ぼされる、
というこの組織では教わらなかった感覚ですね。
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