野獣の像

啓示の予言を良くも悪くもいちマイナー教団中心に解釈することに逆戻りする気はありませんが、人が人を支配するために使う手段の一般論として学べることもあるように思います。


・野獣の像に息を与え、崇拝させる・・特定の人物や組織、枠組みを神格化する

・大いなること、冒涜的なことを語る・・自らを高め、神格化する誇大な宣伝を行なう

・野獣の印を拒む者は売り買いできない・・服従を拒む者にペナルティーを課す

・打ち傷の癒えた野獣を称える・・内外の敵からの攻撃に対する強さをアピールする

・『誰がこの野獣に等しいだろうか』・・その枠組みを唯一無二と称えるよう仕向ける


程度の差は大きいとしても、こういう要素と全く無縁である国家など存在しないのかもしれません。神話であれ、理念であれ、その枠組みを正当化する思想・教育・報道、また法とその違反に対してペナルティーを課す権威など、それを全部排除すれば国家として成り立たないでしょうから。

自分は民主主義信奉者でもありませんが、健全な民主主義には国家という枠組みを誤った方向に進むことを抑制する一定の効果はあると思います。

キリスト教もイエスという人物や、直接には人が書き、伝えてきた聖書、さらに人の集まりであるキリスト教会という枠組みを神格化している訳ですが、内なる信仰の絶対的自由は多くの国で認められているので、信仰を持つ人たちが組織立とうとする時に問題が生じるのかもしれません。

完全な民主主義を採用すれば宗教組織としての体をなさなくなるでしょうが、少なくとも↑のような傾向が非常に強い、自由に意見を言える余地は極めて少ない、という枠組みには注意が必要と思います。
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No title

ご無沙汰しております。
今回の記事も、とても興味深い考察だと思います。
組織とか国家は、秩序を保ったり公共の利益に資するものなので、聖書も「上に立つ(上位の)権威」に従うよう勧めているのですが、一方で野獣のような一面もあることも示していますね。

黙示録が書かれた当時はローマ帝国を念頭に置かれていたと思われますが、歴史を通じてそれは時には中世のカトリック教会であったり、ナチスドイツであったり、またJW組織もまた「野獣」となったと言えるのかもしれません。人間の作った組織には、常にそういう危険があるのだという警告として受け止めるべきなのでしょうね。


Re: No title

> エシ後屋さん

同じくヨハネ名義の手紙にある「全世界は邪悪な者の配下にある」なんかも、
当時の全世界=ローマの地上世界=支配するカエサル=偽神?という感じで、
帝国がクリスチャンに対し野獣のように行動した時期だったと思います。

有難いことに今は、神と崇められる皇帝やキムなんとかが全世界を支配しては
いませんが、歴史を通じて自らを神格化して支配しようとする枠組みや組織
に対する警告なのかもしれませんね。

新ブログスタート

どうも・・・こんばんわ。

>有難いことに今は、神と崇められる皇帝やキムなんとかが全世界を支配しては
いませんが、歴史を通じて自らを神格化して支配しようとする枠組みや組織
に対する警告なのかもしれませんね。

新しいブログでその辺の事情も書いています。

エホ証組織がここまで隣国の独裁政権ように組織や統治体が正しいを盲従しているとは知りませんでした。

考えさせられますよね。

Re: 新ブログスタート

> 証さん

> エホ証組織がここまで隣国の独裁政権ように組織や統治体が正しいを盲従しているとは知りませんでした。

自分もそうでしたが、現役信者にもそのような意識はないです。
「この人が絶対的な指導者」ということを明言している他の教団
とは違い、巧妙な言い回しで分かりにくいかもしれませんね。

でも、かなりの信者がその事実に目覚め始めている危機感からか、
より露骨に組織への盲従を促す内容が増えているようです。

サブリミナル?

>自分もそうでしたが、現役信者にもそのような意識はないです。

「この人が絶対的な指導者」ということを明言している他の教団とは違い、巧妙な言い回しで分かりにくいかもしれませんね。

でも、かなりの信者がその事実に目覚め始めている危機感からか、より露骨に組織への盲従を促す内容が増えているようです。

なるほど・・・一種のサブリミナル的な支配ですよね。
北朝鮮とか中国の共産党独裁とは違って統治体がエホバ神とキリストに隠れて支配する。

JWの正体が分かるまでは情報を集めないといけませんよね。

Re: サブリミナル?

> 証さん

> 北朝鮮とか中国の共産党独裁とは違って統治体がエホバ神とキリストに隠れて支配する。

支配の仕組みはかなり似ているかもしれませんが、共産党はそれ自体が主権者なのに対し、
この組織は「唯一の経路」であり、その先にエホバという主権者を想定している所が大きな
違いですかね。自分たちの業績はエホバの栄光になり、恥部や間違いは個々の信者になすり
つけて公表も謝罪もせずに済ませるシステムです。

No title

お二人のやりとり、興味深く拝見させていただきました。

>この組織は「唯一の経路」であり、その先にエホバという主権者を想定している所が大きな違いですかね。

ここですよね。
この部分、組織を否定すると私たちを創ってくださった主権者に対する反逆である
となるところが、なかなか厄介ですね。 (>_<)

組織とエホバを切り離して考えることのできない人がほんとに多いです。orz

Re: No title

> スナフキンさん

> 組織とエホバを切り離して考えることのできない人がほんとに多いです。orz

エホバ表記の是非は別にして、その表記による神はもうこの組織の神なのかもしれませんね。

No title

単一民族ヘブライ人の神がエホバだったように
JWはユダヤ教の要素が強いのかもしれません。
強烈な排他性はヘブライ人の宗教そのものでキリスト教からはその匂いはあまり感じませんからね。

ギリシャ語聖書にはもともとエホバという名前がなかったのともつながってきますね。

やはり、JWはネオ・ユダヤ教の要素が強いのかなと思います。
そして、近年そちらの方に大きく舵取りを変えてきているのかな、と。

Re: No title

> スナフキンさん

旧約の神観とそれに達しえなかったユダヤ人の失敗と罪深さという反面教師が
あるからこそ、キリストにおける普遍的な愛を際立たせるのがキリスト教のような
気もするのですが、どうも旧約に戻りたがりますね。最終的にはパリサイ化して
神殿はぶっ壊されましたよね・・

楽園になったらみんなヘブライ語を話すとか妄想するのも好きですね。YHWHを
同じ音で発声できれば一致して平和になると単純に考えてるんでしょうね。
旧約(当時の聖書)は教訓のために書かれたとパウロも言っているのに・・
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