ばかげた信条

自分じゃないです。ものみの塔さんにそう書いてあるんです。

ものみ6月一般号:「先祖に関して希望を持てるだろうか」

『多くの人にとって、そのような人物が、洗礼を受けていないだけで地獄に落ちるというのは、不公正な、さらには腹立たしいことでした』

『そのような信条はばかげている、と考える人も大勢います』


「そのような人物」とは朝鮮民話に出てくる、シムチョンという名の、盲目の父親に尽くし、さらには自分の命を犠牲にした娘さんのことらしいです。

・・JWのメッセージも似たようなものではないかと。

「多くの人にとって、JW洗礼を受けていないだけでハルマゲドンで虐殺されるというのは、不公正な、さらには腹立たしいことでした。そのような信条はばかげている、と考える人も大勢います」

少し前の記事にも書きましたが、WT協会は「自分たちだけが救われるのか」という批判に対し、一般向けを意識したJW.orgでは微妙にトーンを下げ、苦し紛れに論点をぼかして表面的には否定しています。ただ、この主張を明確に撤回してはおらず、信者相手には唯一救われるこの組織に導くことこそ最高善、という印象操作を続けています。

一方、シム・チョンはイエスを知らなかったゆえに地獄に堕ちるのか、という質問に対するある牧師さんの回答も紹介されていました。

『分かりません。神の摂理による何らかの定めがあるに違いない、としか言えません』

慎み深い宗教者らしい答えと個人的には思います。

独善的な聖書解釈で、だれが、いつ、どこに復活する、とか神に先んじて言い切ってしまうよりも。

地獄に関する記述をJWのようにすべて象徴的に捉えるべきか、についてはよく分かりません。

ただ、ある人はこうも考えます。すべての人は罪を犯したがゆえに、神の栄光に達しない、それでもパウロが自らを「罪人の最たる者」と呼んだように、罪の逸脱の程度にも大きな差があります。ほとんどの人から見れば品行方正な人も罪人であり、大量殺人者も罪人です。

聖書にあるように、罪の報いは等しく死・・ですが、イエスは「命の復活」と「裁きの復活」について言及しました。JWは、生前の罪は程度に関係なく死によってリセットされており、あくまで復活後に強制受講させられるJW教育にどう反応するかの違いだ、と解釈します。

一部の敬虔なクリスチャンには、そっちの方がばかげた、甚だしい不公正に思えるようです。

つまり、何がどうなると公正だ、いや不公正だ、という捉え方は人それぞれです。聖書にも「神の知識と裁きの深さは、探りがたく、たどりがたい」とあるのに、人間側のどれか一つの解釈や物差しで探り切ったかのように「これこそが完全なる公正の神だ」なんて言えるんでしょうか。

クリスチャン洗礼を受けなかった人間すべては地獄で永遠に焼かれる、と断定することもどうかと思いますが、先程の牧師さんの慎み深い答えが示すように、公式にはどうだか知りませんがむしろ伝統的キリスト教の方がもうそんな主張はしていない、のかもしれません。
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No title

ご無沙汰しています。

おっしゃる通り、キリスト教も漸進的な光というわけではないですがw、時代の流れの中で変革しています。

たとえば、カトリック多摩教会の晴佐久昌英神父は、「地獄は閉鎖された」のような説教で話題になっています。

http://www.fukuinnomura.com/?p=4319

まだまだ賛否両論はあるようですが、こういう形で福音を伝えるという傾向はますます強まるのではないかと思います。

Re: No title

> AC後屋さん

お久しぶりです。

賛否両論あるとはいえ、カトリックの現役神父さんがこんなに自由な福音を語れるとは・・
同じことをJW現役長老が実名で発信したらまず削除、撤回しなければ宗教裁判間違いなしです。

これは一まわり、二まわり程度の遅れではないですね。

定義(の説明)じゃなく、福音を語る・・これには共感します。

JWも神学という単語は避けますが、定義や説明に終始し、福音がどっかにいっちゃってますね。
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