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祝福された特権

『やもめに子供や孫がいるなら,彼らにまず,自分の家族の中で敬虔な専心を実践すべきこと,そして親や祖父母に当然の報礼をしてゆくべきことを学ばせなさい。これは神のみ前で受け入れられることなのです』

高齢者を世話するのは子や孫の責任である、それは当然の報礼である、と聖書は教えます。

しかし1世紀には偽善的な主張をしてこの責任を放棄する人がいました。

「あなた方も自分たちの伝統のゆえに神のおきてを踏み越えているのはどうしてですか。・・あなた方は,『自分の父や母に向かって,「わたしの持つものであなたがわたしから益をお受けになるものがあるかもしれませんが,それはみな神に献納された供え物なのです」と言うのがだれであっても,その者は自分の父を少しも敬ってはならない』と言います。こうしてあなた方は,自分たちの伝統のゆえに神の言葉を無にしています」

簡単に言うと、自分の資産を「神に献納されている」ともっとらしく形式的に宣言することで、それを親の世話には使えない、という言い訳にするやり方のことです。

↓はものみの塔2014年3月15日号からの引用です。

「ベテル奉仕者、宣教者、旅行する監督などは皆、自分たちの割り当てを貴重なもの、エホバからの祝福と考えています。それでも、親が病気になれば、まず頭に浮かぶのは、「この割り当てを離れて家に戻り、親の世話をしなければ」ということでしょう。しかし、親がそれを本当に必要としているか、望んでいるかを祈りのうちに考慮するのは賢明なことです。奉仕の特権を急いで手放してはなりません。・・問題が一時的なもので、会衆の人たちが喜んで援助してくださる、ということはないでしょうか」

組織が作ったポジションを「神に祝福されている」と宣言することで、親の世話にはそう簡単には戻らなくてもいい、どころか「特権を急いで手放してはならない」とまで書いています。スゲーな。「親は本当に望んでいるのか?」なんて書き方すれば、自慢の息子が“特権”を「手放して」までも戻ってほしいと願う親にも罪悪感を抱かせかねません。

次の節には実例が挙げられていて、弟は宣教者で兄は世界本部の職員、そして両親が高齢で援助が必要になったときに親の会衆の「調整者」から電話がかかってきて、会衆でお世話したいと申し出た、というストーリーが美談として書かれています。

ものみの塔の常套手段として「会衆はそうすべきである」とは書きません。でもこういう話を載せることで、従順な信者や会衆は「喜んで」申し出るので、それを受け入れるのは悪いことではない、と言っているのです。信者からの寄付で生活費が賄われている「ものみの塔協会」の幹部信者は例外であり、彼らの親もローカル会衆が世話することを事実上、要求しているのです。

さらに実際に世話するのは電話をかけた「調整者」ではなく、調整者から指示される会衆の信者たちです。その根拠として、今回の記事を「組織の方針」という印籠に使います。それをまとめ上げた手柄は「調整者」のものになり「旅行する監督」から高い評価を受けることになります。

信者の中には、「特権」のために親の世話を他人に平気でさせるエリート信者、彼らに媚びるローカル長老の偽善など気にもせず、助けを必要とする高齢者を不憫に思い世話する人たちがいます。

でも善意で助けている人でさえ、子や孫に当然の報礼をしてゆくべきことを学ばせなさい、という明確な聖書の教えを考えると複雑な気持ちになる人もいます。でも組織の方針である以上、長老や巡回さんの前では口にできない。だれも本音を言えない虚構のJWパラダイスの出来上がり。協会さんは現場の実情や本音をどれほど知った上で今回のような記事を書いているのでしょうか。
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No title

 この記事はひどいですね。特権にとどめようとするのは、ちょっとおかしすぎますね。

 「宣教に熱心になりすぎるあまり、家族をほうっておいたままにしていないでしょうか」なら、わかりますが、この逆を記事にするのは、ひどいです。


 

Re: No title

しかも、高齢の方々に対してどういう意味で、問題は「一時的」ではないか、と言っているのかを考えると恐ろしいです。親の世話を他人に“ボランティア”でさせておいて、自分は特権にしがみつき何の“奉仕”をしていると言うのでしょうか。

No title

 本音は、せっかく時間をかけて教育したのに、去られると困るというところなんでしょうけれど、親の介護を躊躇させてまで、特権にとどまらせるというのは、異様な提案ですね。

Re: No title

宣教者や支部勤務を一定年数続けるとその後も生活の面倒を見る、との決まりがあるようですし、代わりの人も“任命”しなきゃいけない、というコスト面の理由が大きいと自分も思います。あと、多少でも「協会」の内部情報を知った人を「野」に下らせたくない思惑もあるのかなと。

幹部信者が悪い手本を示しているので、自分のやりたい“奉仕”をして、親の世話や送迎をさせながらまともに礼も連絡もしてこない人が増えている、という話をかなり聞きます。「全時間奉仕」=「コルバン」ですから、これからも増えていくでしょう。

No title

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余計なことをすみませんでした。

Re: No title

びゅうさんだったんですか?すみません、勘違いでした・・

No title

いえいえ。こちらこそすみませんでした。
結婚するまでエッチできないので辛くて早くエッチしたくて
愚痴をこぼしてしまいました。
男は辛いです。

高齢者問題

どこでもそうですが、高齢者は頑固です。
でも、独身の姉妹たちは死ぬまで忍耐して世話しなさい、と
研究記事で圧力をかけられます。

上記の経験の老齢の親、特権を持つ息子たちの家族は、
有名な家族で、しかもお金持ちさんです。

これからの中年期、老齢期を迎える兄弟姉妹たちは、
独身か子どもなし夫婦。年金免除、貯金なし。
問題が大きすぎます。。。

Re: 高齢者問題

> ながひろさん

最近のJWの集会奉仕は介護施設のアクティビティのようですね。

お金を持ってる高齢者は貴重な存在ですから
ボランティアに世話させてその感謝はエホバに
ということでしょう
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