1914年⑧

前回の続きの記事が出た。BC586の根拠となる史料をさらにこきおろしている。その上でVAT4956という粘土板だけはBC607を主張する根拠として持ち上げている。

ほとんどのエホ証は知らないだろうが、このVAT4956、実はBC586を支持する史料なので統治体はこれまで否定してきたんですよね。

「VAT4956:これは,西暦前568年のものと測定できる天文学上の事柄を記した楔形文字の粘土板である。・・これはネブカデネザルの治世の第18年を西暦前587年から6年とする年代計算と符合する。しかし,この粘土板が西暦前3世紀に作られた写しであることは明らかであるゆえに,その歴史的資料はセレウコス時代にのみ受け入れられていたものかもしれない。」

以上、例の1981年の付録から抜粋。これは複製だから信用ならん、とはっきり言ってますよね?

でもこの記事によると、VAT4956にある13の月の位置がBC568ではその内の1つが「1日だけ」ずれていて、20年後のBC588なら符合する、と主張する学者がいるらしい。今度は天文学にまで精通する必要があるらしいですよ??

一体どれくらい権威のある何人の学者がそう言ったのかは知らないが、そもそもこの史料での月の位置など、「○○星座の1キュビト前方」くらいのおおざっぱな目安程度にすぎない。これが1日ずれているかどうかなど、学者の主張次第で証明できるはずもない。それでも自分たちに少しでも有利な学説が出ると急に、このVAT4956を持ち上げ、この史料はBC607の根拠として信頼できる!!と言い出した訳です。

結局、自分たちの解釈に有利な史料は正しく、不利な史料はすべて信用ならない、それだけ。

自分たちに有利とみるや、完全に否定してきたVAT4956を「信頼できます」と手のひらをかえす。

この一連の記事のまとめ

BC539(バビロン陥落):自分たちの解釈に有利だから絶対に信頼できます。BM33066には天体の位置に関する誤りが「幾つか」あるが、他の史料もBC539を裏付けているので信頼できます。

BC586(エルサレム滅亡):自分たちの解釈に不利なので絶対に信頼できません。VAT4956には月の位置に関する誤りが「たった1回(しかも1日のずれ)」ある(かもしれない)のでBC586は信頼できません。BC586を裏付けている史料は他にも山ほどあるが、全部信頼できません。
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